地方文化のあり方

今日のニュースにこんなのがありました。

<向島版「風の盆」、本家・富山市八尾町の反発で黄信号>

 「ゆくゆくは向島の名物に」と、東京・墨田区で2年前に始まったイベント「おわら風の盆
in向島」に対し、おわら風の盆の本場である富山市八尾町から「待った」がかかった。

 「都心で踊れば、町のPRにもなるのに」という墨田区側に対し、越中八尾観光協会
では「おわらは町に古くから伝わる伝統行事。八尾でやることに意味がある」とピリピリ。
話し合いがつかないまま、昨年は開催が見送られ、今年も黄信号がともっている。

 「おわら風の盆」は江戸時代から旧八尾町(2005年4月に富山市と合併)に伝わる
民謡の踊り。胡弓(こきゅう)や三味線の囃子(はやし)に合わせ、編みがさを深くかぶ
った男女が豊作などを願って、しなやかに踊る。昨年9月に3日間にわたって開かれた
本場の「おわら風の盆」には、延べ約22万人が見物に訪れた。
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 一方の「おわら風の盆in向島」は、77年前の物産展で、向島の踊りの師匠が「おわら
風の盆」の踊りの手直しをした縁にちなみ、地元の料亭などでつくる向島墨堤組合など
が実行委員会を組織して2004年10月に開いた。

 踊りには都内などの愛好家グループ「越中おわら節同好会」の約40人が参加。沿道
には、実行委の予想をはるかに上回る約9000人の見物客が詰めかけ、墨田区では
毎年開催して向島の恒例行事にすることをもくろんでいた。

 ところが開催後に、越中八尾観光協会から「地元の保存会の正式な踊り手も出演して
いないし、勝手に『風の盆』を名乗られては困る」と注文がついた。墨田区側は翌年の
開催をあきらめ、改めて「文化交流として続けさせてもらえないか」と申し入れているが
「風の盆は、踊りや民謡だけでなく町が一体となって演出するもの。踊りだけを披露し
ても、本来の姿は伝わらない」として、いい返事は得られていない。

 墨田区文化観光協会では「10月に開催するには、もう待てない」として越中八尾観光
協会に回答を迫っているが、八尾側は「まず開催ありきで進められても」と困惑顔だ。

 「おわら風の盆」と対照的なのが、徳島の「阿波踊り」。徳島市観光協会によると、
阿波踊りのイベントは東京・高円寺など全国50か所以上で開かれ、うち21か所で
「阿波踊り」の名称も使われている。同協会では「本場の踊りを見ようとツアーが
組まれたり、法被などが売れたりする経済効果もある」と話している。

 青森大学教授でエッセイストの見城美枝子さんは「阿波踊りやよさこいのように、
広まることで商業価値が高まる文化もある」としながらも、「八尾にとって、おわら風
の盆は大事に育てた一人娘のようなもの。知らない間に嫁にとられれば、相手との
関係は不幸なものになる」と指摘。「八尾が伝統をどう継承していきたいかに、墨田区
側が耳を傾け、両者でじっくり話し合って、理解し合うことが大事だ」と話している。
(読売新聞)


自分がやりたいコンセプトを考えると痛いニュースです。
各祭りごとにその町、団体の考え方があり、こういった障害は高いのでしょう。
商業文化に発展させず、また祭り、踊りを日本中に 世界中に広めることはしない、
そのような伝統文化があってもいいのでは、、と考えるようになりました。
祭りというものは、ある種の宗教心が介在するものです。
その土地で生まれ、行われてきた信仰心の高い「風のおわら盆」はこういった考えの
もとに行われいくのでしょう。
ただ日本の大切な文化として、その土地からでいいので 日本中に発信してしてほ
しいとは思います。



婿投げ 日本の奇祭

日本各地には 奇祭と呼ばれる不思議な伝統行事、祭礼があります。
今日のニュースにも楽しい奇祭が載っていました。


伝統行事 小正月の「婿投げ・すみ塗り」 新潟

 新潟県十日町市の松之山温泉で15日、古くから伝わる小正月の伝統
行事「婿投げ・すみ塗り」が行われた。よそ者に集落の娘を取られた地元
若者が腹いせから始めた、との言い伝えがある。
 地元の調理師見習、高沢平さん(28)と、東京都品川区の会社員、
西岡一人さん(27)が、薬師堂前の高さ5メートル以上もあるがけの上から
「一、二の三」の合図で雪の中に勢いよく放り投げられた。
急斜面を転がりながら、待っていた愛妻の元にたどり着いた2人は「最高の
気分」と笑顔いっぱいだった。
 この後「すみ塗り」が行われた。参加者たちは「さいの神」を燃やした灰と
雪を混ぜて作った墨を顔に塗ったり塗られたりして、無病息災と家業繁栄を
願っていた。<毎日新聞>


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手塚耕一郎氏撮影

日本に数多くある奇祭の中でも3大奇祭といわれているのが
諸説ありますが、富士 吉田の火祭り、なまはげ、御柱祭りだそうです。
この中に文献によっては 島田の帯祭り、国府宮の裸祭りなどが
入ってくるようです。
それは今度ご紹介するとして、他のユニークな奇祭をご紹介しましょう。



<泣き相撲>(栃木)
赤ちゃんを二人連れてきてにらめっこさせて、泣いたほうが勝ち

<ひとり相撲>(愛媛)
稲の精霊と相撲をとり、精霊が勝てば今年の豊作が約束される。
つまり、ひとり相撲。毎年精霊が勝つことになっているらしい。


<水止舞>(東京)
男を俵でぐるぐる巻きにして、道をゴロゴロ転がしていく。容赦なく
水をぶっかけ、男はそのたびに悲しげに「ブォーブォー」法螺貝を
吹く。雨を止めるまじないらしい。


<笑い祭り>(和歌山)
不気味なメイクをした「怪人」が、「笑え笑え~」とみんなを無理やり
笑わせていく。


面白いですね。
奇祭の内容を読むとなぜかクスッと気持ちの良い笑いが生まれてしまいますね。
これも日本が培ってきた文化なんでしょう。
昔の人はアイデアとユーモアにあふれていたんだなと思います。
水止舞なんて、想像したすると笑ってしまいますね。
まるでよく出来たコントのよう。
また違うときに奇祭、ご紹介します。

平成鍋合戦

今日のニュースにこんなのがありました。

おいしい熱戦に舌鼓 天童で「鍋合戦」

 日本各地や世界各国の鍋料理が味を競う「天童冬の陣 平成鍋合戦」が15日、
山形県天童市の天童わくわくランドで開かれ、約4万人が熱々の鍋に舌鼓を打った。

 11回目となる今年は、初陣の9団体を含む34団体から35種類の鍋がエントリー。
東北各地や首都圏、北海道に加え、国際交流団体の手による韓国、ニュージーランド、
イタリアの鍋なども出陣した。

 参加団体は自慢の鍋をその場で調理し、一杯200―500円で販売。大鍋から上がる
湯気に引き寄せられるように来場者は長い列をつくり、お目当ての鍋を汗をかきながら
味わった。

 4種類ほど食べたという新潟県三条市の信田美帆さん(8つ)は「おいしい鍋をいっぱい
食べられて楽しい」と満足そうな表情だった。

 審査の結果、一番おいしかった「鍋将軍」には相馬市観光協会(福島)の「松葉ガニ相
馬鍋」が選ばれ、県外勢が初めてタイトルを獲得した。2位の「鍋の局(つぼね)」には
神栖市波崎商工会青年部(茨城)の「黒潮いわしのつみれ“ザ・カリー”鍋」が入った。

第1位には「第11代鍋将軍」、第2位には「鍋の局」(なべのつぼね)の称号が与えられます。

第1位 / 鍋将軍(なべしょうぐん)
名前:「松葉ガニ相馬鍋」(まつばがにそうまなべ)
団体:相馬市観光協会(福島県)

第2位 / 鍋の局(なべのつぼね)
名前:「黒潮いわしのつみれ”ザ・カリー”鍋」(くろしおいわしのつみれざかりーなべ)
団体:神栖市波崎商工会青年部(茨城県)

第3位
名前:「米沢牛とろべこ汁」(よねざわぎゅう・とろべこじる)
団体:米沢商工会議所青年部(山形県)

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なかなか面白いイベントですね。
全国各地の郷土料理の多様性は本当に興味深いものがあります。
鍋もその土地土地の食材と気候に合わせたものになりますので、このような
多種多様な鍋が作られるのでしょう。
「美味しんぼ」でも至高のメニューで松葉蟹の鍋が入っていたと思います。
さぞや美味なんでしょうね。

今回もニュージーランドやイタリアが参戦しているようですが、過去にも
イギリスが「ヴィクトリア女王鍋」(なんじゃそりゃ)
アメリカが「オレゴンから愛のチャウダー」(愛のって、、、。)
アイルランドが「アイリッシュ・シチュー」(これは普通にうまいでしょう)
などの国々が参戦しているようです。
国際イベントにしていったら、なお面白いイベントになるでしょう。

鍋合戦公式HP
http://www.ikechang.com/pot/index.html
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